影をさらうあなた
――連れて行って、時のあなたへ
ライハナアーカイブ
――連れて行って、時のあなたへ
――引きずり出して、潰してしまえ。
まいっちんぐだなー。
――夫は弟が垂らした蜘蛛の糸だった。
――不愉快で仕方ない。克彦の――犬のくせに、あんたは。
――私と弟の接触には、常に痛みが伴う。
――私達は飼い主と犬であって、男と女では、ない。
――たった十四才だった、克彦の心のうちを、私は知らなかった。
――私達ははあはあと嵐のように息をして、ひとの言葉を失った。
――そうだね、普通だったら、そんな風に、生きていくんだよね。
――思いは、蜘蛛の糸に似て、あまりにも頼りない。
クリスマス企画ーどんどんどんどんぱふぱふ。 印刷して文集にしてください。 表紙A4版 本文 ドラマのもやもやを発散さす...
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